こんにちは。おたくです。
今回は「新卒看護師を2か月でやめたお話」という実体験をもとにお話していきたいと思います。
僕は保健師をする前に大学病院で看護師をしていました。
今は看護師ではなく保健師として働いていますが、とても楽しく活き活きと仕事に励んでいます。
当時は退職した自分をひどく責めていた時期もありました。
「一生残る黒歴史じゃないか」とか考えてました。
ですが今となっては自分の価値観と向き合えた貴重な経験の一つだと思いました。
今回は看護師を退職後、保健師として働いて現在に至るまでの経緯をお話していきます。
これから学校を卒業して看護師として働くことや、新卒で働いてなんとなく辛い気持ちがあったり、落ち込んでしまうような方に自分の体験談が少しでも役に立ってほしいと思い記事にしました。
無理に看護師をやめる必要なんて当然ありません。世の中にはこういう人間もいるんだなという気持ちで読んでもらえると幸いです。
大学卒業→附属の大学病院に就職
僕は県外で1人暮らしで大学に通っていました。
就職は地元に附属病院があったので実家から近いという理由でその附属病院に就職しました。
当時は整形外科に配属になりました。当時自分を含め4人の新人看護師がいました。
当時を振り返るともう少し就職の病院について考えるべきだったなと思いました。
就職して1日目のオリエンテーションにて
配属が決まり、1日目はオリエンテーションで病棟の説明がありました。
その時に病棟の先輩看護師さんにこう言われました。
「私、新人は仕事ができないから大嫌いなんだよね」
当時は「え…?」となって頭が真っ白になりました(笑)
ですが「先輩のお荷物にならないように頑張るぞ!」という気持ちでいました。
次の日からは2時間前に出勤して患者さんの情報収集して余った時間は勉強、
帰宅後も寝る時間を削って勉強、休みも常に勉強、夜勤明けも帰宅後すぐに勉強
(新人は4月から普通に夜勤ある)
そんな生活をしていては当然ですが、仕事のパフォーマンスも落ちますし挙句の果てに、
40℃の高熱を出してしまいました。この時の新人は年休が3日しかないため、すべて年休を4月で使い切ってしまいました。
先輩看護師からの当たりも厳しかった
4月は日替わりで先輩にシャドーイングという手法で1日の流れを勉強していきます。
ですが当時の病棟は看護師が少ないため、病棟全体がピリピリしている状況でした。
仕事でわからないことを質問すると、舌打ちされたり無視されたりすることは当然のようにありました。
休憩室では先輩看護師が新人看護師(自分含む)4人の陰口で盛り上がっているところもありました。
それを聞いて同期の子が泣いていたのをよく覚えています。
就職して2か月してうつになり退職
そして就職して2か月たったある日、いつも通り着替えて家を出ようしたその時…
「仕事いきたくない…」
と思ってしまい家から出られなくなってしまいました。
慣れないペース配分での勉強や夜勤が体に合わなかったのもありますが、
完全に「人間関係」が原因でした。
心のどこかに「また悪口いわれるんだろうな…」って怯えていたのかもしれません。
病院に受診して「うつ」と診断されて休職することになりました。
ですがこのまま復職して状況は変わらないため、「退職」を決意しました。
2か月で退職したことが大きな挫折となった
今まで自分は途中で投げ出すことをあまりしなかったため、
この早期退職は心に大きなダメージを負いました。
部活も顧問に怒鳴られながらも続けてきたのにこんなに早く退職するなんて
当時は思っていました。
ここで自分の人生で挫折を経験しました。
復職までの1か月間は自分と向き合う時間に
今の会社員になるまでに1か月間は、好きなことをやっていました。(ゲームや漫画を読む)
いわゆる「ニート」というやつです。
当時はみんな働いている中、自分だけ悠々自適に過ごしていいのか思うこともありましたけど
自分は解放感が強かったです(笑)
自由に時間を過ごせるなんて最高だ!って思っていました。
だから今の間だけは自分の好きなことに夢中になろうと好きな趣味や遊びに没頭していました。
看護師を続けるか保健師に就職するか
ニート期間を続けて思い浮かんだのは「このまま看護師として再就職するべきか」
という疑問が浮かびました。せっかく資格を取ったのに使わないなんてもったいないと思ってました。
ですが、自分の今後の人生を考えたときと思ったこと
友人の1人に看護師にならず一般企業に就職した人もいたので相談しながら次の職場を考えました。(就職活動はどうやったのかはまた詳しく書きますね。)
最終的には健康をサポートをメインに仕事したかったので保健師で就職することを決意しました。
そしてなんだかんだ今年で5年目になります。
看護師を続けることが絶対ではない。自分と向き合うことも大切
自分は退職してニート期間を経て、改めて自分の生き方について考える機会を得ることができました。
「必ずしも看護師として働くことが絶対ではない。」ということを知ることができました。
仕事で疲れていたり、悩んでいると「このままやめてしまうと職歴に傷がつく」という悩みや
色んな不安があると思います。ですが挫折を乗り越えて一歩踏み出した人間は、
とても魅力的に見えると思います。
【最後に】看護師はとてもかっこいい素敵な職業である!
ここまで看護師から保健師に就職した者の体験談を書きましたが、
看護師を続けることも立派な選択肢です。
看護師はとても業務が多忙ですが、その分やりがいがある仕事です。
ですが、「体調を崩した」「職場でいじめがある」といった場合は無理に続けなくてもいいと思います。
そこは耐えてもあなたの成長にはつながりません。必ず自分が活躍できる病院等はたくさんあります。
もし悩んでいることがあったらぜひコメントしてください。
必ず返信します。
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